犬を飼い始めたきっかけは衝動的だった
我が家では5年前から犬を飼っています。
以前から家族全員一致で「犬を飼いたいね」という話は出ていましたが、具体的な話は一切決まっていませんでした。
ある日、ショッピングモールでの買い物のついでに立ち寄ったペットショップで、運命の出会いをしてしまいました。
パグという犬種の子犬に主人が一目惚れしてしまったのです。
もちろん主人以外のみんなも「かわいい」と思って見ていましたが、本気で飼うことになるとは思っていませんでした。
そういうつもりでペットショップに立ち寄ったわけではなかったので。
ところが、主人の一目惚れは本気でした。
一人で「本当に飼おう!今すぐ決めよう」と言い張ります。
私は必死に止めました。
動物、ましてや犬を衝動買いなんて絶対してはいけないという考えでしたので。
とりあえず主人を説得して、一度家に帰ってから家族会議をして決めようということになりました。
家族会議で話し合った結果、みんなでできる範囲で協力して世話としつけをすること、犬が他界するまで責任をもって飼うということを約束して、本当に飼うこととなりました。
翌日またペットショップに行き、契約をして必要なものを買いそろえて、そしてそのままワンコを我が家に連れて帰ることになったのです。
犬のしつけに四苦八苦!少しずつトレーニングをこなしていく毎日
急に家族が増えることになって、まるで赤ちゃんを出産して病院を退院してきた時のような感覚でした。
ワンコも戸惑っているのが分かります。
家族全員が恐る恐るワンコに接していましたが、数日するとすっかり慣れて、本格的なしつけが始まりました。
まずはトイレトレーニングからです。
これがなかなか難しい…。
本を見たりインターネットで調べたりして、いろいろと方法を試しましたが、なかなか覚えてくれません。
ある日などは、私が仕事から帰宅すると、ゲージの中にウンチまみれのワンコが居た時にはかなり凹みました。
しかし、いろいろと試行錯誤しながら時には叱り、時には褒めて根気強くしつけをしたところ、ついにトイレを覚えてくれました。
この時は本当に感動しました。
トイレトレーニングの他にもやらなければならないしつけはたくさんあり、上手くしつけられた事もあれば、失敗してしまい、いまだに問題を抱えたままの項目もあります。
いまだに問題なのは、無駄吠えです。
家の外を通る犬や人に、家の中から吠えまくるので困っています。
これを改善する方法も本やインターネットにいろいろと載っているのですが、なかなかうまくいきません。
人間の赤ちゃんをしつけるようにはうまくいかないものです(人間の赤ちゃんも、難しいですが)。
犬の保護施設も雰囲気は色々!一件行っただけで諦めなければよかった
我が家はペットショップで犬を「買って」しまいました。
以前、保護施設のようなところから引き取ろうと考えていた時もありました。
しかし、とある施設を見に行った時に、想像をはるかに越える排他的な雰囲気に圧倒されてしまい、また職員のかたからの説明もとても厳しいものだったので、すっかりあきらめてしまいした。
今思うと、そこの施設の暗く、厳しい雰囲気には問題があったように思います。
安易に、しかも家族会議をしたとはいえ衝動的にワンコを家族の一員に迎えてしまい、私はずっとモヤモヤが残っていました。
最近では一部の自治体で犬猫の殺処分がゼロになったなどと話題になったりして、犬の殺処分問題もずいぶん身近な話題となりました。
それとともに、犬を飼う時はペットショップで「買う」のが当たり前の時代も終わろうとしているように感じます。
需要があるから供給もあるのです。
犬を飼いたいと考える人が全員保護施設などから譲りうけて飼うようになれば、犬を商品としか思っていない悪質なブリーダーやペットショップもなくなるのではないでしょうか。
我が家ももし次のワンコを迎える機会があれば、今度こそペットショップではなく、保護施設などから譲りうけて家に迎えたいと強く思っています。
犬と暮らしていく上で心に留めている言葉
犬を飼う前に読む10か条というものがあります。
インターネットなどに出ている文章なのですが、その中に「人間には日々の生活があり、やることもたくさんあり仕事も家事もしなければならない。でも犬にはあなただけが全てなのです」という意味の文があります。
この言葉をいつも胸に留めて犬との生活を送るように心掛けています。
犬をよく観察していると、寝ていても私が立ち上がると絶対に目を開けて私の行動を見ているし、一日の数少ない楽しみであるごはんの時間をとてもとても楽しみにしているのも分かります。
このコは我が家に来て幸せかな…?
私たちが買っていなかったら、他の家のコとして暮らしていたのかな?
それとも売れ残って悲惨な運命だったりして…というようなこともよく考えてしまいます。
縁あって我が家に迎えたこのワンコが、なるべくたくさんの幸せを感じられるように、責任を持って最後まで飼いたいと思っています。
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