友情と青春と恋、漫画へかける熱い想いと夢を描いた「バクマン。」

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主人公は漫画家を目指す高校生二人!漫画の裏側が勉強になる!

主人公は、おじさんが漫画家だった最高。そして秀才のクラスメイトの秋人。

この二人が漫画家を目指すことから始まるストーリーですが、漫画家になる大変さ、漫画家になってからの大変さなど、漫画の裏の作者側の事情や作られる過程などが分かったりするのも、なかなか興味深く、少し社会勉強にもなりました。

漫画を読む時、色々と感じかたや考え方も変わる気がしました。

高校編で、私が特に印象に残っているシーンは二人が初めての漫画を描きあげて、握手をする所です。

ちょっと泣きそうにすらなる主人公に、二人ならではの感動も分かち合える気持ちもあるのだなと思えました。

その後に、漫画を応募したことを知った同級生が絵は自分が描けるという話をもちかけた時に、ストーリーを考える秋人が一度でも漫画を描きあげたことがあるのかと思いの外怒り、皆も驚くのですがそのエピソードも良いと思いました。

絵もとてもうまくて、綺麗です。

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途中の話で、少し絵柄が変わりかけた感じもしましたが見た目でも読みやすい漫画だと思います。

「バクマン。」を通して漫画を描く仕事の実情をを知ることができる

とても大変な仕事だと感じました。

まず、才能がなければなれないのはもちろんですが努力や体力、忍耐などがものすごく必要とされるのも驚きました。

人気がなければやっていけない仕事だというのは当然かもしれませんが、シビアだと恐ろしくもなりました。

物語のはじめ、おじさんの事もあるので主人公は、漫画家になる事を目指していなかったわけですし。

いかに面白い話を生み出すか、アイデアをなんとかひねりだしたり、与えられたことをこなしていく仕事とは違う事で、沢山の苦悩もあるのだというのも。

漫画家って、本当にすごいと改めて感じました。

お金の話は、そうなんだ!がいっぱいで面白かったです。

「バクマン。」は主人公たちを取り巻くキャラクターも魅力的!

漫画家になってからも、アシスタントの仕事、漫画家仲間、ライバル、編集者、沢山の人と関わりがあります。

個性的な人物はもちろん沢山出てきますがなかでも、漫画のカリスマとも言える位のキャラクターがいます。

漫画を描くために産まれてきたようなこの先生をライバルと意識しつつ成長するわけですが、なんと、主人公たちの漫画のファンだというのでここの関係性もまた良いわけです。

時には突き放すような事を言って漫画を高めてくれる事もあったり。

この漫画には絶対的に必要な天才タイプの漫画家です。

主人公達の描く漫画は、考えて工夫を凝らしてストーリーを完成させるのに対して対照的でもあります。

常に彼は彼のペースで漫画を描いて、自分の世界で生きている感じで面白いキャラクターです。

編集者によっても、漫画が大きく変わったりするのもなるほどと思いました。

現実でもありそうな話だなとリアルさもありこれまた興味深いです。

「バクマン。」はヒロインと主人公の恋愛も素敵で応援したくなる!

この漫画において、とても重要な人物のヒロインの小豆みほという存在。

可愛い見た目、長い黒髪、可愛い声、清楚、多くの男子の理想を形にしたような人物なのだと思います。

確かになれるものなら、こうなりたいと思う気持ちがあります。

声優という夢があり、目標に向かって頑張る彼女、サイコーと励まし合ったりお互いの存在が支えになったり、頑張れたりする、そんな良い関係。素敵なことだと思います。

そこに、おじさんと小豆母が関係あったりと運命的な所もありますし。

なにせ、二人は物語のはじめの頃二人の夢を叶えて、結婚の約束までするので無謀とも思える学生同士の夢の約束ですがそこへ向かって少しずつ進んでいくから応援したくもなってくるのです。

漫画だけどリアルな実情を背景にしているのがわかって更に興味が湧く

この漫画には、ラッキーマンというアニメ化もされた現実の漫画が大きく関わってきているようです。

単行本の隙間ページなどにも、漫画になる前のネームがのっているのですが、これが漫画のラッキーマンと同じ人が描いてるとしか思えない感じですし。

また、このバクマン自体が作画と話を考える人に分かれているわけですし。

この二人の先生のタッグといえば、ドラマ、アニメ、実写映画にもなった漫画のデスノートでもある事を考えても現実の世界が沢山もとになっているのは間違いなさそうです。

作者のコメントでも、作画担当の小畑健先生のが、この漫画はフィクションであるようなニュアンスの言葉を載せているのが気になります。

そう思うと、そこら辺が実に興味深く知りたくなります。

バクマンは、アニメにもなって、二人の人気俳優による実写映画にもなり話題になりました。

発行部数も1000万を越えているヒット作ですが、20巻を前にストーリーがきちんと完結している印象です。

まさに、作中でもあるように、人気があるからこうしたいというラストで終われず、ダラダラ続いてしまうという事をしなかったのだなと思います。

勝利を勝ち取れる、ハッピーエンドといえます。

ただ、この後も漫画を描き続けて努力し続けるわけで、これからがまた大変だろうなとは思います。

それでもこの二人なら、二人なりに試行錯誤して進化していってくれるのではないかと思えます。

読んでいると、漫画の作られていく世界が見えたり、友情や真摯に漫画と向き合い、熱くなれるシーンもあり面白い漫画の漫画だと思います。

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