電力の自由化は家庭内だけの問題ではない!産業に与える影響

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電力自由化が産業に与える影響は?

最近はじまったエネルギーの自由化に興味を持っています。

と言うのも、あらよる産業が自由化のに傾く中、エネルギーについては国の基幹の部分だからです。

私は仕事柄、金属素材に関係していました。金属を使用する場合、エネルギーのコストが避けて通れないからです。

鉄の場合、例えば一番ポピュラーな加工としては、溶接なんかが挙げられると思いますが、あれなどは電気の世界です。

実際に溶接機には高い電力が必要ですし、品質を保つためには、その部分の妥協はするべきではありません。

また、溶鉱炉などもあります。これは燃料を燃やした熱を使うイメージがありますが、やはり電気です。

ですから、極端な話、金属1キログラムあたり、なんワットを使うかと言うことが指標になります。

更には、金属製品全般に、この価格がかかって来ます。

例えば、自動車を作るのに、どれくらいの金属が必要でしょうか。

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あるいは、新幹線の車両を考えた時に、どれくらいのコストがかかって来るでしょうか。

想像するだけで途方もない電気の量と言えるでしょう。

ですから、超大手の会社は自前でダムなどの発電設備も持ち合わせているくらいです。

超大手の産業だけを考えれば、電力自由化は既に過去かも知れませんが、実のところの産業は、中小の会社によるところが非常に大きいと言えるので、大手電力会社と契約をしていた、中小企業のコストダウンは産業の構造を変え得るものとなります。

電力自由化により各社の競争が始まり、消費者へも影響する

私は東京のベッドタウンに住んでいるのですが、人口はだいたい40万人くらいいるようです。

世帯数にすると、10万世帯くらいになるかも知れません。

ところでですが、この世帯全部が仮に50アンペアのブレーカーを設置していたら、電力会社との契約のコストだけでどれくらいの費用になるのでしょう。

そして、これらの世帯それぞれが自分に有利な電力会社を探しだし、契約をした場合は、どれくらいのコストダウンがされるのでしょうか。

現在、様々な会社が、自前の電気をパーソナルユースに販売しようとしています。

それは例えば別のエネルギー事業者であったり、通信産業であったり、鉄道などの物流であったりと、形態は様々です。

そして、それぞれが自己PRのために様々な特典をつけています。

それは割引以外にも、ポイントだったりします。

各世帯は、それぞれ自分に合った自由な選択をするのですが、それぞれが自分の感じる魅力に応じて契約します。

その良い例が通信関連のポイント付与です。

あるいは、単純に光熱費の場合でも、別な地域の電力会社を選択することにより、光熱費の削減ができます。

ところで、この光熱費のコストダウンは、値引きを余儀なくされた方、或いは顧客を取られた側としては、当然痛いものとなります。

それだけ収入が減るのですから、無理もありません。

しかし、今まで電力一本で商売をしていた電力会社に提供できるサービスがあるのでしょうか。

電力自由化の波はコストダウンとポイント付与がクローズアップされがちですが、今まで電力を売れば良かった会社が消費者に売れるものが何があるかと言うことです。

話は飛びますが、かつてアメリカが軍縮をしたときに、軍事産業が民間産業に応用されるようになり、民間が様々な恩恵を受けるようになりました。大きいところでは通信関連の部分でしょう。

我々はインターネットの恩恵に大きく預かっていますが、これの軍事分野からの転用は非常に大きいものがあります。

さて、電力に話を戻します。

電力会社の持っているノウハウ、或いは研究している事が、今まで関係していなかった民生の分野に応用されたらどうなるのでしょうか。

そして、これが特に国を支える中小企業の例えば設備分野が何らかの形で恩恵を受けたら、民間産業はどういった変化をするのでしょうか。

電力会社のコストダウンによってもたらされる光熱費の削減は、その世帯数に比例する形で現れることでしょう。

しかし、そこが一段落すると、更なるサービスを提供しなければ勝てなくなるので、そこからが電力会社のノウハウの見せどころと言えます。

そこが面白いのです。

電力自由化は電力を輸入するに至るかも?

電力を輸入する計画があるそうです。あくまで思想の段階のようですが、提唱している人はいるようです。

電力が貿易対象になるのは、陸続きの国であれば、結構ポピュラーなものでした。例えばヨーロッパでは送電が陸続きなのでやり易い背景もありました。

ところが日本は島国のため、なかなかそうは行かない都合がありました。しかし、そこに野心家が現れたのです。

例えば、中国などで発電した電力を日本海に地下に送電設備を埋設して輸入しようという話があるようです。また、人工衛星で発電した電力を持ってくる研究もあるようです。

当然これは、まだまだ未来の話なのでしょう。

しかし、こう言った話は私を童心に戻してくれます。昔はマンガやアニメだった世界が現実のビジネスモデルに変わり得るのです。

昨今の電力自由化は家計レベルでの話と捉えられるかもしれませんが、それを膨らませると、産業、あるいは時代を巻き込む話になるかもしれません。そして、面白くなりそうです。

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