静岡県のケーキ屋「卯屋」のサバランとサバランの歴史について

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静岡の卯屋さんが大好き!いつも食べるケーキは「サバラン」

静岡県掛川市に卯屋というケーキ屋さんがあります。

場所は 国一掛川バイパス・大池インターを下りて森町方向へ、信号を左折して40号線を進んでいくと左側に 卯屋さんがあります。

看板もそんなに大きくなく一見ケーキ屋さんとは分からず見落としてしまうこともあると思うので気を付けて見ていってください。

ちなみに子供用品を扱っているうさぎのマークが目印のお店を通りすぎたらこの卯屋さんも通りすぎていることになります。

駐車スペースはお店の前に3台、横に3台。

横の駐車場を通りすぎて少し細い道沿いにも数台駐車場があります。

駐車場からお店まで歩いていくと、うさぎの置物たちがそこかしこで出迎えてくれます。

このうさぎたちがまたかわいい。

お店の中は アンティーク調というのか落ち着いた感じです。

ケーキやクッキーだけでなく可愛らしい小物、風呂敷なども扱っています。

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イートインコーナーがあり天気のよい過ごしやすい気候の時にはテラス席もおすすめです。

一人でケーキをいただいていくのが苦手な方もいらっしゃるかと思いますが、ここのイートインコーナーは静かで一人でも大丈夫そうに思えてしまう雰囲気がいいと思います。

そんな中、私はいつも決まってサバランをいただきます。

ここのサバランは私の中で1番です。

今までいろいろなケーキやさんのケーキをいただきましたが、このサバランに勝るケーキはありません。

ですが、このケーキ もしかしたら好き嫌いがはっきり別れるケーキなのかもしれないと思います。

どうしてそういう風に思うのかと言いますと、ラム酒のシロップ漬けがかなりきいているのです。

「サバラン」ってどんな洋菓子?サバランの発祥とその歴史について

卯屋さんのサバランは “ブリオッシュ生地をラム酒のシロップ漬け中にカスタード、生クリームを絞った洋菓子”となっています。

サバランの発祥はフランスだそうです。

その発祥の地、フランスでは サバランのことをババ・オ・ラムというようです。

昔、ポーランドの国王が料理人に作らせていたものがババというものだそうです。

このババの名前の由来は この国王が夢中になって読んでいた本、アラビアンナイト(千夜一夜物語)で登場人物のアリ・ババにちなんで付けられたそうです。

後にフランスへ亡命し、そこでババが広がっていったそうです。

そしてフランスの食通ブリア・サヴァランにちなみババからサバランへと名前が変わっていきました。

ババをお酒入りのシロップに漬けたらおいしかった、パサついたクグロフにシロップを漬けたら美味しかったなどが今のサバランの形のもとになっているようです。

サバランに使われているブリオッシュはフランスの菓子パンで、普通のフランスのパンと違い 水の代わりに牛乳を加え、バターと卵を多く使った贅沢なパンです。

この口当たりの軽い発酵パンにラム酒のシロップをふんだんに漬けてあるのが卯屋さんのサバランです。

卯屋さんのサバランが最高!隅々まで考えられた最高のケーキ

卯屋さんにはたくさんのケーキやクッキーがあります。

ですが、私は迷わずサバランを選びます。

見た目がつやつやしていてカップから今にも溢れだしそうなクリームの上にブリオッシュ生地のふたがしてあります。このブリオッシュ生地のふた、つやつやしていて その上に少しのっている黄緑色が目を引きます。

そして、いよいよサバランをいただきます。

ケーキの箱を開けるとラム酒のいい香りがしてきます。

勢いよく食べてしまいたいところですがこらえて、生クリームの上のふたの部分からいただきます。

ここの上に乗っている部分から、すでにもうラム酒がかなり染み込んでいるように感じます。

これだけで かなり幸せです。

つやつやのジャムのようなものも少し酸味があり、甘味がありで隅々まで考えて作られているんだなと感じます。

目を引くきれいな黄緑色のものはピスタチオでしょうか。

次は 生クリーム、カスタードクリーム、ラム酒がしっかり染み込んだブリオッシュ生地です。

それぞれを別々に食べてみたり、一緒に食べてみたり、その日の気分によって違う食べ方を楽しみます。

スプーンですくって食べるたび、染み込んだラム酒がじわっとあふれでます。

そして 食べ終わったカップに必ずといっていいほどラム酒が少し残ってしまいます。

それだけたくさんのラム酒を染み込ませているのだと思います。

この残ったラム酒がおしくてほんとにもったいなくて、どうやって食べたらラム酒を一滴残らず ブリオッシュ生地と一緒においしく食べられるかと いろいろ考え中です。

このサバランは 美味しいのはもちろんですが 私のとってなくてはならない存在です。

嬉しいことがあった日もつらくて泣きたいのをこらえててる日も、今日は頑張ったぞっという日も サバランをいただきたくなります。

もちろん、なにかお呼ばれしたときなどのお土産にもサバランはかかせません。

友人にサバランを薦めてみて、そのサバランを気に入ってくれたときはほんとに嬉しいです。

そしてサバランの美味しさについての話で盛り上がります。

最近 ケーキ屋さんでもサバランの姿を見かけることが少なくなりました。

ですが、卯屋さんのサバランだけはこれからもずっと残っていってくれたらいいなと思います。

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